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FF11 FF11英語版

【ゲームで英語学習】ヴァナ・ディール イングリッシュ Vol.2 - サンドリア編 Mission 1-1

2019年9月16日

秋月螢雪

2017年11月、7年ぶりにFF11に復帰しました。 ヴァナ・ディールを再び冒険するためのゲーム内情報と、パソコンの選び方やコンフィグの設定方法などプレイ環境に関する情報を中心に記事を書いています。 Asura在住。3アカウント(Keisetsu/Kotoriko/Hozma)運用。 南国からヴァナ・ディールにインするのが夢です。 Twitterのフォローもお気軽に!

ヴァナ・ディール イングリッシュの案内役

ヴァナ・ディール イングリッシュの案内役はエルヴァーン♀Lサイズの Ransetz (嵐雪) さんが務めます。
英語クライアントで、Lv1からミッションや印象的なクエストやエミネンス・レコードもこなしつつ、ヴァナ・ディールの星唄 "Rhapsodies of Vana'diel" のクリアを目指します。

アシスタントを務めるのはピンクエプロンの紳士、髭ヒュムMサイズの Ebifuryaa (えびふりゃー) さんです。
日本語クライアントで進めます。

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よろしくおねがいします。
Nice to meet you!! We hope you enjoy this journey with us!!

初期ジョブはシーフです。
シーフでゲームを開始すると、ゲーム進行に必要なギル(ゲーム内通貨)を稼ぎやすくなるので、ジョブに対するコダワリが無いならシーフで開始することをオススメします。
1ジョブを高レベルにしてしまえれば、あとは何とでもなります。

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それでは、英語の旅に出発しましょう!
Let's voyage to adventure with English!!

First Step Forward - エミネンス・レコード「始まりの軌跡」

冒険を始める前に、Records of Eminence "First Step Forward" (エミネンス・レコード「始まりの軌跡」) を受けて、エミネンス・レコードのメニューを使えるようにします。
"First Step Forward" は、「最初の一歩」と言う意味です。

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Well, are you? (ウェル、アーユー?) → 「ええと、あなたは?(どうする?)」
Of cource! (オフコース) → 「もちろん!」
Nope. (ノゥプ) → 「やめとく」
みたいなニュアンスです。

エミネンス・レコードについてはこちら。
www.ffxi-memoir.info

Call Forth an Alter Ego - フェイスを呼び出す

Lv5まで上げてフェイスを呼び出せるようにします。RoE "Call Forth an Alter Ego" を受領し、フェイスを習得します。
日本語版では魔法も分身もフェイス(Faith = 忠誠)ですが、英語版では フェイスを呼び出す魔法を"Trust" (信頼)、出てくる分身は "Alter Ego" (分身、もうひとりの自分) と呼び区別しています。
和製英語はけっこう勝手に色んな意味を詰め込めますが、実際の英語はそう言う訳にも行かないのでキチンと区別しているのだと思われます。

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フェイスについての詳細はこちら。
www.ffxi-memoir.info

San d'Oria Mission 1-1

Smash the Orcish Scouts - オークの斥候を倒せ

では早速ミッションを進めましょう。
サンドリアミッション1-1は、懐かしの「オークの斥候を倒せ」です。英題では「Smash the Orcish Scouts」となりまして、これは邦題に忠実に訳されていますね。
Smash はテニスや卓球のスマッシュのような「叩き込む」イメージですね。オークの偵察をボコっちまえよ、みたいな感じです。

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ガードは次のように話しています。

A recruit? What do you want with this gatehouse?
なんだ、新米か?ゲートハウスに何の用だ?

Hmm...not much work for those wet behind the ears, but...
ふん、貴様のような青二才にやる仕事などそうそう転がってないが…

How about slaying Orcish scouts? Only the yellowest of yearlings would run from that, and we've no work for cowards here.
オーク退治はどうだ?もっともこの程度の任務を断るような腰抜けに、満足な仕事など与えられんがな。

If you're to take the mission, I'll be happy to explain.
ミッションを受けるというなら説明してやらんでもない。話を聞くか?

Here's your mission. Orcish scouts roam outside; kill one and bring me his axe as proof.
では、内容を通達する。街周辺に出没するオークを倒し、奴らが持っているオノを奪ってくるのだ。

You'll have to bring me an Orcish axe. No other kind will do. Understand?
オノの名前はオーキシュアクス。それ以外のものを持ってきても、任務完了とは認めないから、そのつもりでな。

That is all. You'll take the mission then?
内容に関しては、以上だ。引き受けるか?

全体的に、英文にすると日本語特有の上下関係を表す表現がなくなってマイルドな感じになってますね。

この部分など

If you're to take the mission, I'll be happy to explain.
ミッションを受けるというなら説明してやらんでもない。話を聞くか?

英文だと
「ミッションを受けるなら、喜んで説明しよう。」みたいなニュアンスになります。

ほか、珍しい表現として次のものがあります。

Hmm...not much work for those wet behind the ears, but...
ふん、貴様のような青二才にやる仕事などそうそう転がってないが…

wet behind the ears
直訳すると、「耳の後ろが濡れている」なのですが、これは「生まれたばかりの子牛や馬の体で、最後まで乾かないのが耳の裏であること」から、「未熟者」や「青二才」と言う意味になります。

How about slaying Orcish scouts? Only the yellowest of yearlings would run from that, and we've no work for cowards here.
オーク退治はどうだ?もっともこの程度の任務を断るような腰抜けに、満足な仕事など与えられんがな。

the yellowest of yearlings
直訳すると、「1歳の馬の最も黄色いところ」みたいな感じでしょうか。yearling は 1歳の馬を指します。yellow-bellied が「腰抜け」の意味を持っているので、英語圏では「黄色」は弱さを表す色なのかもしれません。

街の外で、Orcish Axe を入手して報告すると、ミッションクリアです。

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ロシュフォーニュが登場します。サービス開始時にやったときは誰なのかさっぱり分かりませんでしたが、今なら良くわかりますね。

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ガードとの会話です。

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Oh, you're back. Well, if you're so happy you defeated an Orc or two, you've a long way ahead of you!
ふん、無事に帰ってきたか。まぁ、オークごときに手こずるようでは、これから先が思いやられるからな。

For one so new, I'd be ... Hmm?
新人にしては…、ん?

Lord Knight, forgive this interruption, but there is something I must ask of you.
…そこの騎士よ、話し中のところすまないが、教えてくれないか?

I question whether Queen Leaute truly passed away fifteen years past. Tell me, of what cause did she die?
ローテ王妃が、15年ほど前に死んだというのは本当なのか?本当の事だというならば、その理由を教えてくれ…。

Who are you, and why do you pry with such inquiries?
なんだお前は?今ごろ、何を言っている?

Please, I have traveled from afar to see Her Highness!
教えてくれ。俺はローテ王妃に会うために、サンドリアまで旅してきたんだ。

You've what!?
…なんだと?

Very well. Listen closely. Fifteen years ago, Queen Leaute fell to a rare sickness. She left this world before we could save her.
ならば教えてやる。15年前、ローテ王妃様は難しい病を患い、手を尽くす間もなく、この世を去られたのだ。

Ah, so an illness claimed her life.
そうか…。病で死んだのか…。なんということだ…。

Well, it's none of your concern at any rate. Even if she lived, an adventurer like you could never see her, much less the inside of Chateau d'Oraguille.
しかし、どちらにしても、お混には関係ないことだ。王妃さまがご健勝だとしても、一介の冒険者がお会いすることなどかなわぬ。ドラギーユ城に入ることすら許されぬだろう。

Er...
…。

What was the name of her illness?
…彼女の病とは、なんという病だったんだ?

We are not told such things. Only the royal family would know.
…ローテ王妃の病について詳しいことは、私たちに知らされていない。王家の方々しか知る必要がないことだ。

Is that so? Well, I thank you for your kindness, proud knight of San d'Oria.
…そうか。忙しいところ、手間を取らせてすまなかった。有難う、サンドリアの誇り高き騎士よ。

Hey, wait!
…おい、待て…。

What was the matter with that adventurer? He was awfully stubborn, wasn't he?
あの冒険者、大丈夫か?心ここにあらずといった感じだったな。

He seemed to know the rate queen personally, but how could he not be aware of her death?
しかも、ローテ王妃様のことを詳しく知っているような口ぶりだったが…。それにしては、その死のことを知らぬとは…。

At any rate, your work is done. Excellent form, my friend!
とにかく、お前の仕事は終わった。ご苦労だったな。

やはり英語の方がフレンドリーですね。

At any rate, your work is done. Excellent form, my friend!
とにかく、お前の仕事は終わった。ご苦労だったな。

日本語だとぶっきらぼうな「ご苦労だったな。」が英語だと「素晴らしい活躍だ、マイフレンド!」ですからね!
英語と日本語を見比べて、表現の違いなどを楽しんで頂ければと思います。

今日の語源 "Mission"

それでは、今日の語源は「Mission」を取り上げてみましょう。
「Mission」の語源は「送る、行かせる、投げる」など人や物を送るようなイメージをもつ "mit / miss" です。
「Mission」は、使命や重要な任務などのイメージのほか、キリスト教の伝道や布教、使節団などの意味も含みます。キリスト教系の学校をミッションスクールと言うのは、そのためですね。
幅広い意味のように感じますが、「使命を持って送り出される」イメージで結びつけると、スッと理解できますね。

人や物を送るようなイメージの "mit / miss" を語源に持つ英単語を見ていきますと、次のようなものが挙げられます。

message (言葉を送る)メッセージ、伝言
missile (投げる武器の)ミサイル
admit (相手が通ること、入ることを)許可する、入学する
permit admitと似た意味で、(領地を通ることを)許可する
transmit (遠くの相手に)伝達する
commit (一緒に送ることを)約束する、引き受ける
submit (書類などを送り)提出する

などなど、Missionから語源を紐解いていくと、「送り出されるイメージ」 "mit / miss" で結びついたいろいろな英単語が見えてきます。

ここで、接頭辞の話をしましょう。
接頭辞とは文字通り「頭に付く言葉」で、上記の単語では ”ad" "per" "trans" "com" "sub" が接頭辞です。これらは語源/語根にくっついて意味を補います。
一例を見ますと、次のようなものです。

接頭辞 意味
ad ~へ adventure(~へ冒険する)
per ~を通して perfect(通して為す、やり通す、完璧)
trans 横切って、~を超えて transform(形を変える)
com,con 一緒に、共に company(共にパンを食べる、一緒に働く、会社)
sub 下に submarine(水面下に居る、潜水艦)

など、挙げたらキリがないです。

接頭辞と語源/語根を理解すると、さらに英語の理解が深まります。
語源マップも面白いので、興味のある方はぜひ手にとって見てください。

今日のマイケル語録

今日のマイケル語録は「フライデラミザレオ」です。フィッシュ&チップのHQですね。

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NQはこちらです。

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日本語版はこちらです。

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この説明文はマイケルにしか書けないですね!

Named after the "Tragedy of Misareaux" where five died of bliss after eating a terribly scrumptious basket of fish and chips.

その名は、超絶絶品なフィッシュアンドチップスのバスケットを食べて、至福のあまり5人が死んでしまった「ミザレオの悲劇」から来ている。

天福の境地に至らせるほどクソ美味いフィッシュアンドチップスを食べて5人が天に召されたそうです。アルタナ様の最後の慈悲ですね。

ありがとう、マイケル。

以上、ヴァナ・ディール イングリッシュ Vol.2 でした!

Vol.1はこちら!
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